Platonic-Incubus

Xジェンダーでバイセクシャルで若干病んでるミツルが、 グダグダ日記で語ったり、後ろ向きな詩を書き散らしたり。

気分は晴れず。

不安になる原因がひとつ出てきて、いや不安とか言ってないでさっさと解決しなきゃいけないんだけど、今日明日でどうにかなるものでなくて、でもわりと事態は差し迫ってて。
今まで見ないふりをしてきた自分が悪いんだけど。
何してても頭の隅をチラチラして集中するどころじゃないから、とにかく動かないと。
出来ることはなんでもしないといけない。欝って引きこもってる場合じゃない。
まだ走れる。
捨てられるプライドもある。

泣いてる場合じゃない。


まずは、眠ろう。
起きたら戦える私。

強欲

私で我慢しろよなんて 言えるわけもなく
今日も吐き出す毒で 君を疲労させる

名を呼ぶこともできず 痛みに爪を立てて
赤く咲いた花は増殖し 肥大して胸を圧迫する


望まれない私に罪はない
咎めない君に罪はない


どうして生きるだけでは駄目なんだろう

熱情

その唇で触れて
その声で囁いて
その腕で捕まえて
その眼で黙らせて

寂しさに舌を這わせて
逃げ場のない熱を指先でなぞって

この躯はこんなにも頼りない
君がいなきゃ何の価値もない


君に愛されたい
残酷な君に

S or M? or not.

追いかけるのは好きだけど追われるのは嫌い

ねだられるのは好きだけど命令されるのは嫌い

我が儘なのは好きだけど
身勝手なのは嫌い

弄ばれるのは好きだけど
見下されるのは嫌い

妬かれるのは好きだけど
束縛されるのは嫌い

泣き顔は好きだけど
自己弁護と卑下は嫌い

怒った顔も好きだけど
怒鳴り散らす癇癪は嫌い

君は好きだけど
君の好きな人は嫌い

痛いのは嫌い
寂しいのは嫌い
逃げ出す君はもっと嫌い


分かったらもっと罵って
顔を上げてこっちを見てよ

この美しく残酷な、優しい世界。

真っ暗な夜にも、
空の向こうでは星々が瞬いていることを知った。

雲の向こうに美しい月が輝いていることを知った。

地平線の向こうの太陽のことを知った。

私は知っている。
夜も孤独も悲しみも、永遠ではない。

極夜のdaybreak

長いこと
あめがふらない時期があった

冬の黒羊は
排斥になど揺るがなかった
愚かな白い群れを 乾いた風の中
気付かないふりをする



長いこと
そらのみえない時期があった

狼になりたい狐は
はりつけた笑みを崩さず
不器用な手の中に 模造の愛をひとつかみ
愚かにも花を愛でようと



長いこと
あめのやまない日々が続いた

不良品のマリオネットは
いつかガラクタになる日に怯え
耳障りな声を厭うて 魔法の薬に力を求める


空はいつも青いけど
どこにもいない青でした






長いこと
よるのあけない世界を歩いた

幼く弱く愚かだった私は
息も絶え絶えに走り続けて
いくつものきらめく星に出会い
ようやく、ひとつの太陽に巡り会った


僕はもう一人じゃない



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Crush on XXX

流行りの音楽もにぎやかな夜も
つまらないのは君がいないせい
たまらない寂しさが胸を埋めるせい

デリケートな君は いつだって傷ついてばかりで
なんだっていいから力になりたいのに
ゲーム盤の上に私は居られない
逃避した先に私の声は届かない

嫌われるが怖いから、踏み込めないでいるよ
好意を伝えるのには、どれだけの勇気が要るのだろう?
我慢できない、もうこれ以上は堪えられない
君の名前を呼ばせてよ、声が枯れるまで



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Program“L”

耳障りな言葉が多すぎて この醜い世界を消してしまいたくなる
リセットボタンを押すように
そうさ、この電源を落としてしまえば もうあの声に煩わされずに済む
あいつの声を聞かなくて済む
僕は悪くない

ひりつく目をあければ、そこにはタチの悪い白昼夢
虚構のディスプレイ 目が合ってしまう
どうしてそんな目で見るんだ
ああ僕は悪くない 悪くない


逃げ出した
その視線の重さに、僕は耐え切れなかった
でも どんなに走っても 気付けば今日も同じ場所に立っている
情報処理が追いつかない
入力欄が見つからない
冷却装置が働かない

認めたくない


認めたくない

煩わしい
煩わしい
僕の中に入ってくるな
なんて悪質なウィルスだ
嫌いなんだ、そうじゃなきゃいけないんだ

大嫌いだ

逃げられない
このプログラムからは逃げられない
この感情は削除できない

鼓動の音が耳につく
あいつの声がリピートされる
ああ、煩わしい



おまえなんか大嫌いだ




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その花の名は。

綻ぶ花は夢か現か
その根付く場所を探して 昏い水面に目を凝らす

水底は深く深く濁り
覗き込めば引き込まれそうなその色合いに
恐れを抱く

花は この海いっぱいに咲き乱れ
目眩がするほどの芳香を放つ
摘み取っても摘み取っても
この花は朽ちてはくれない


君はなぜ 此処に種を落とした
僕はなぜ 花を咲かせた
実を結ばぬ花なら なぜ咲いたりした

君のいない冷たい海で
赤い赤い花だけが 増え続けていく


すべて根絶やしに出来るなら
悪魔にだって魂を売るのに

未少年の風と未少女の夜。

5件更新@2007年1月

確か2005年頃だったと思う。
FtXの方のサイトを知り、ちょくちょく通っていた。
白背景に空、殺風景なほどにシンプルで、綺麗なサイトデザインが印象的だった。
もう記憶がかなり不確かだけど、写真を撮るのを趣味にしてる方だったと思う。
馴れ合いは嫌いとか明言なさってたわけではないけど、なんとはなしに厭世的な雰囲気を感じてしまい、交流を持つということはなかった。

ある日、予告なしにサイトは消えていた。
個人サイトではよくあることなので、寂しいながらもわりとあっさり諦めがついた。
主さんのその後が気になってはいたけど、所詮は他人事にいつまでも首をつっこめる訳もない。
好きだったけど消えてしまったいくつものサイトのひとつとして、それから数年、ほとんど思い出すこともなかった。

FtXという言葉を再度目にすることになったのは今年。
某掲示板で見かけるまで、Xというのはあのサイトの主さんの造語だと思っていた。
たくさんのXのひとのレスを見て、長年の自分の中の疑問がほどけていく気がした。

そういえばあの頃は性自認に違和感を持ってはいたけども、自分をあのひとと同じだと思うことはなかったなぁ。
と、今更ながら思う。
自分と、主さんの持つ雰囲気が一致しなかったせいもあるけども。
あの主さんはどんな結論に至ったんだろう。

元気でいるのかな。

私はまだ結論は出ないけど、自分の枠組みをなんとなく見つけられただけで、かなり肩の力が抜けたように思う。
完全に女にはなりきれないけれど、決して男にはなれないし、なろうとも思わない。
絶対に中間でいなきゃいけないわけでもない。
どっちか選ぶ必要なんてないんだ。
ある意味、これが結論かもしれないけど。

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